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zoom RSS 図書館を考える <その5>

<<   作成日時 : 2017/01/11 16:26   >>

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 「図書館を考える」も5回目となりました。今回が「図書館」についての最終回です。今後の図書館運営で気になることを述べたいと思います。
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     ▲文化の香り高いまちをめざして図書館に設置されている「おはなし」の像…彼女は何を思う?

■「図書館協議会」を設置すべきでは
 図書館を充実する上で、「図書館協議会」は、ぜひ設置すべきだと思います。「図書館法」の第14条にも、はっきりと「図書館協議会」の設置が記されています。
 この協議会は公立図書館の運営に関して、図書館長の諮問に対する答申を行い、また公立図書館の提供するサービスについて意見を述べる機関です。
 委員の任命基準、定数、任期などは地方公共団体の条例で定められることになっていますが、舞鶴市にはいまだに条例すらありません。
 図書購入費を半減した中で、図書館の市民サービスを向上させるには、いくら職員が優秀でも限界があります。市立図書館を根本的に見直す意味でも、ぜひ「図書館協議会」を設置し、運営の在り方や、市民に提供するサービスについて協議を行い、よりよい公立図書館を目指していくべきだと思います。

■図書館が市長部局に移っても条例は改正されないまま
 舞鶴市が公立図書館を軽く扱っていると思われる節が、予算面だけでなく、「舞鶴市図書館条例」や「図書館規則」にも見られます。
 この条例や規則では、いまだに「〜を教育委員会が判断するときは…」とか、「〜を教育委員会が必要と認めるときは…」というように、教育委員会が市立図書館を管理・運営する表現のままです。これは行政としての不作為か、あるいはいずれまた図書館は教育委員会の管轄に戻るからそのままにしてあるのか、いったいどうなのでしょうか。
 おそらく市の考えは「事務は市長部局で補助執行しているが、最終的な権限は教育委員会にあるからそのままにしている」というものだと思います。
 しかし、図書館業務は実際に市長部局が行っているわけです。条例や規則を拠り所として業務を執行するのが地方自治体であるにもかかわらず、こうした曖昧な扱いが、図書館の運営を弱体化することを、やはり市は認識しなければならないでしょう。

■図書館は民間に委託をすべきでない
 最近、全国的に公共図書館の民間委託への動きが増えてきています。もっぱらコスト削減がねらいで、多くは入札によって数年単位で地域とは無縁の企業に任せ、中には図書館を「にぎわいの場」にする試みもみられるようです。およそ「知の拠点」にふさわしくない動きだと考えます。
 愛知県小牧市では一昨年(平成27年)、図書館の在り方を巡って住民投票が行われました。書店・レンタル店網を全国展開する企業に、市立図書館の運営をゆだねる方針でいましたが、住民投票での市民の判定は「ノー」でした。佐賀県武雄市の市立図書館で発覚した、選書(図書選び)の「問題」が、小牧市民の脳裏にあったことは疑いないでしょう。
 舞鶴市では、将来的に図書館の運営を書籍流通業者などに委託することはないのかどうか、懸念されます。どうも教育委員会から市長部局の管轄に移した背景に、「民間委託」の考えがあるのではないかと、疑えなくもないのです。ここは市にぜひ良識ある判断を求めたいと思います。

■終わりに
 舞鶴市は病院の問題にしても、「北部5市で協力し合っていけばいい、1時間かけて市外の病院へ行けばいい」という論調に変わってきています。
 それと同じことが、実は図書館でも感じられるのです。「文化によるまちづくり」や、「生涯にわたる学びの環境づくり」で、重要な役割を担う図書館についても、北部5市で協力し合えばいいとする姿勢が見られます。その結果、舞鶴市民は市外の図書館に本を借りに行くことになります。そういった状況が、もうすでに生まれているのです。
 協力し合うことは否定しませんが、あまりにもよその市に頼るような市政運営をして、これで果たして舞鶴市民は自分のまちに誇りを持てるのか、プライドを維持していけるのか、市のトップはそのこともよく考えてまちづくりをしていくべきではないでしょうか。

 以上、たくさん申し上げましたが、これで図書館についてのブログ連載を終わります。最後までお読みいただき、ありがとうございました。皆さんもぜひ、充実した図書館、愛すべき図書館になるよう声をあげていただきたいと思います。
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