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zoom RSS 図書館を考える <その3>

<<   作成日時 : 2017/01/03 19:16   >>

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 年が明けました。ブログをお読みいただいている皆さまには、よいお年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 さて、「図書館を考える」も3回目です。お約束通り、今回は図書購入費が半減された話をします。
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■舞鶴市の図書購入予算が半減
 繰り返して言いますが、図書館は生涯学習のための機関、いわば大事な教育機関です。市民が生きがいのある人生を築き、うるおいのある地域づくりを目指すうえで、欠かすことのできない施設です。
 ところで最近、知識習得のために舞鶴市立図書館をよく利用している私の知人から、「新刊書のリクエストがかなり制限され、却下されている」という話がありました。「リクエスト」とは、図書館にない新しい情報やテーマについての書籍を、希望すれば購入してもらえる制度です。
 これが制限・却下されるということは、図書購入予算が大幅に削減されているからではないかと思い、舞鶴市の平成26年度、27年度、28年度の図書購入関係の、当初予算を調べてみました。
 そうすると、案の定、図書購入予算が平成28年度から大幅削減になっていることが分かりました。
 比較して順に言うと、平成26年度は1,456万円、27年度は1,442万円、28年度は何と688万円です。前年度以前と比べ、今年度は半額以下に削減されているのです。率にすると、前年度とは52%もの減額となっています。

■京都府下の市との比較
 京都府下の、舞鶴市と人口が同規模の4市の図書購入費を比較しますと、
    まず舞鶴市は人口が83,000人で、  図書購入費は688万円です。
       福知山市は人口79,000人で、  同じく2,040万円
       城陽市は人口76,000人で、   同じく1,554万円
       八幡市は人口72,000人で、   同じく2,000万円
       京田辺市は人口68,000人で、  同じく1,900万円
と、このようになっています。財政状況が厳しい、組織が改変された、舞鶴市には舞鶴市の方針があるなど、事情はあるでしょうが、それを勘案しても舞鶴市の今年度の予算額は、尋常とは思われません。

■貧困化する図書館
 舞鶴市は人口規模でも福知山市を凌いで、京都府北部最大のまちです。ひと・もの・情報の交流の中心都市になるべく、気概と目標があるはずです。
 しかし、図書館の貧困化によって、舞鶴市は地理的だけではなく真の意味の田舎町になる恐れが出てきたと思います。家計が苦しくとも子どもの勉学のためには、本代は一定保つという家庭があるように、市の財政状況が思わしくないとはいえ、府北部最大のまちとして、文化面でも北部5市2町をリードしていこうというプライドがあるはずです。
 それならば、なぜ本市の市立図書館の図書購入費を、平成28年度から半減したのか、到底理解できるものではありません。

■負のスパイラルは断ち切るべし
 私が恐れるのは「負のスパイラル」です。図書購入費の貧弱な状況が続くと、ボディブローのように効いてきて、舞鶴市民、特に若い世代にマイナスの影響を与え、数年で停滞、10年もすれば低劣化し、あらゆる分野で目に見える影響が出てくると予想します。
 このような状況は28年度のみで止めなければ、理事者の「政治的判断」がない限り、半永久的にこの額が固定されるのではないかと危惧します。
 私たちは子や孫を舞鶴に住まわせようとするなら、貧弱化のスパイラルに陥る図書館は、放っておけるものではありません。
 さらにまた、転勤の多い自衛隊や海上保安庁などの公務員世帯をはじめ、他市から家族連れ、子供連れで転勤してくる若い世帯の多い舞鶴市にとって、教育環境、中でも図書館は他市と比べて恥ずかしいものであってはならず、行ってみようと思われるような図書館にしないと、舞鶴を好きになってもらえないと思います。

■市民の側に立った図書館運営を
 地方創生で「住んでよし」の「文化振興都市」を目指す舞鶴市は、なぜ図書購入費の減額をしたのか、その理由を知りたいものです。予算を削り、効率だけを求める図書館運営は、あまりにも行政サイドだけの論理で、図書館を利用する市民へのサービスをないがしろにしているのではないでしょうか。

 いつも長くなってしまいます。今回はこれぐらいにして、次回は舞鶴市民がよい図書館を求めて他市に行っているお話をしたいと思います。

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